アミノ酸
潤いのあるお肌には欠かせないといわれるアミノ酸はどのような働きがあるのでしょうか。どのような成分なのか、不足するとどのようなことが起こるのか。ここではアミノ酸のお肌への作用について詳しくご説明します。
アミノ酸とは
人の身体そのものがアミノ酸でできています。身体の20%がタンパク質でできていて、タンパク質はアミノ酸からできています。(血管・内臓・皮膚・筋肉)
約20種類あり、その20種類が複雑に組み合わさってタンパク質を作っています。
体内で作られず、食事からとらなければならない必須アミノ酸、体内でほかのアミノ酸から合成できる非必須アミノ酸があります。その効果を高めるにはビタミンが必要です。ビタミンB1・B2・B6・C・Eなどは一緒にとるとよりよい働きをします。
潤いのあるお肌には欠かせないアミノ酸
その60%~70%は水分。身体の水分を蒸発させないようにするのが人の皮膚の大きな役割です。角質層にどれだけの水分があるのかがお肌の潤いの指標といっても過言ではありません。角質層には細胞の潤いを守る天然保湿因子(NMF)というものがあり、これは半分がアミノ酸、残りの半分もアミノ酸の1つであるグルタミン酸を原料とするPCAという物質でできています。天然保湿因子はお肌の水分を保ち、細胞同士を支え、シミやたるみを防ぐ重要な役割を果たしています。
また、アミノ酸は肌の主成分であるコラーゲンを作る原料です。アミノ酸が不足するとNMFが十分に働かなくなり肌の水分が蒸発してしまいます。アミノ酸は私たちの身体に豊富にあるべき成分なのです。
アミノ酸は肉・魚・卵・豆などから摂取することができ、体の中からと外から摂取するとより効果が得られます。身体の中からはサプリメントなどからとることも有効です。食事をとることにより多数の消化酵素が分泌され、タンパク質をアミノ酸に消化します。アミノ酸は小腸で吸収されますが消化吸収にとても時間がかかります。サプリメントはアミノ酸が酵素を必要としないのでそのまま小腸で吸収されるので多くとりたいときは有効的。
健康的な美しいお肌はアミノ酸が欠かせません。
ぜひ、体の外側からは化粧品、内側からは食事とサプリメントを利用して取るようにしましょう。