オレイン酸

オレイン酸と聞くとサラダ油のCMを思いうかべます。近年ブームとなってきた美容オイルの成分にもよく含まれるオレイン酸とはどういうものなのでしょうか。すこし掘り下げてご説明します。

オレイン酸とは

一価の不飽和脂肪酸で、他の脂質に比べて酸化されにくい性質を持っています。
人の体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質(※1)を作りにくいからです。その為病気の予防などに役立ちます。主に植物油脂のオリーブオイル、椿油に多く含まれます。

主な作用は
・血液をサラサラにする
・悪玉コレステロールを低減する
・皮膚を柔らかくするので角質のごわつきを取る
・小じわの抑制・かいぜん
・年齢を重ねた肌を若返らせる
などといわれています。

生き物の細胞は脂質でできた細胞膜で包まれており、不飽和脂肪酸が非常に多く存在します。ですからオレイン酸は皮膚となじみやすく、オレイン酸を多く含むオイルはスキンケアにも使用されています。(化粧品に使用されるオイル)
オレイン酸が不足すると肌があれ、くすみや肌荒れの原因となります。

※1、過酸化脂質とは、体のさび。活性酸素によって酸化されたもの